
希死念慮は「症状」です
「死にたい」「消えてしまいたい」――
そんなご相談を頂くことも、実は昔から多くあります。
そう感じるとき、多くの人は、自分を責めてしまいます。
「弱いからだ」「怠けているから」
あるいはクリスチャンの方であれば、「信仰が足りないのかもしれない」
「聖霊の喜びを失ってしまった」などなど・・・。
そうやって、自分の存在そのものを否定する方向に、心が向いてしまうことがあります。
でも、冷静に、事実としてお伝えしたいのです。
希死念慮は、症状です。
医学的には、これはうつ病やその他の精神疾患の症状の一つとして、よく見られるものです。
そして、うつ状態というのは、根性や気持ちの問題ではなく、
“脳という臓器が、過剰なストレスや慢性的な負荷にさらされ、炎症や機能低下を起こしている状態”です。
胃が荒れれば胃炎になり、
腎臓が疲れれば腎機能が落ちるように、
脳という臓器もまた、消耗すれば「症状」が出ます。
その症状のひとつが、「もう生きていたくない」という感覚であって、
それは異常でも、甘えでもありません。
臓器の消耗ですから、まずはお医者さんに相談し、
必要に応じて服薬して、きちんと休めば、基本的には必ず良くなって行きます。
慢性的な希死念慮について
今すぐ実行したい!と追い詰められているわけではなくても、
“いつもどこかに死にたい気持ちがうっすらある”という人も、意外とたくさんいます。
大声では言えないけれど、「消えたい」「生きることが面倒くさい」
そんな気持ちを抱えたまま、静かに日々をやり過ごしている人がいるのです。
そういう場合は、ご本人の持っている世界観がとても悲観的であるケースも少なくありません。
じゃあどうするかというと、メタ認知力を鍛える、というようなことになるのですが・・・
これも一人ぼっちでやることではありません。
医師や心理士の支援を受けることが望ましいでしょう。
独りぼっちにならないで
いずれにせよ、「死にたい」と思ってしまう、あなたが悪いわけじゃない。
ちゃんと、脳や神経、心が出している“SOS”なんです。
この現実を知ることは、
苦しんでいるご本人にとっても、
そして周囲で支えようとする人にとっても、
責めることのないまなざしを持つ助けになると思います。
でも、そうは言っても――
「今晩がどうしてもつらい」「この一晩を越えられる気がしない」
そんな夜も、ありますよね。
そういうときには、どうか遠慮せず、すぐに周囲に助けを求めてください。
わたしのLINEへは、通話をかけていただくこともできます。
もし、声を聞いてほしいと思ったら、
どうか気兼ねなくかけてきてくださいね。
わたしは、あなたの声に、ちゃんと耳を傾けます。
誰かが“今”を越えるために必要なのは、
正しさよりも、つながりだったりします。
あなたが独りではないことを伝えるために、
わたしはここに、居たいと思います。