死にたいと思った夜に、わたしが信じたもの

神様との“逆ギレコント”と、それでも明けていく夜の話


子供の頃には既に、常にうっすらと死にたいと思っていたわたし。

初めて、本気でそれを実行に移そうとしていたのは、24歳の時でしたが、
でも、そんな時に――
イエス様の声を聞いたんです。

「わたしのために生きていなさい」と。

希死念慮は、一度、雲のように消えていきました。


けれど、それで終わりではなかったんです。
わたしの希死念慮は、幼少期の虐待が背景にある、複雑性PTSDによる深い傷でした。

だから、クリスチャンになったらなったで、
「早く地上を去ってイエス様のところに行きたい」と願うようになっただけで、
希死念慮は何度も何度も、繰り返し襲ってきました。

信仰を持ったからといって、
傷がすぐに癒えるわけじゃなかった。

この一晩を、もう耐えられない。
そう思った夜は、何千日。

でも――
それでも朝を待って、耐えてきました。

だって、イエス様が、あの日、こう言ったからです。
「わたしのために、生きてなさい」と。

それはきっと、
「あなたには、まだ地上でやることがある」という意味なんだろうと思いました。

だから、死にたい夜には聖書を読み、祈り、神の言葉が自分をどう定義しているかを口に出して、自分の頭の中の希死念慮と戦わせて来ました。


でもね――
ある夜、わたしはとうとう耐えきれなくて、神様に向かってこんなふうに叫んでいたことがあります。


わたし:神様、わたしもう無理です。もうほんとに死にたいです。もう許してください(涙)

神様:いや、あなたもう死んでるから。

わたし:……は?(怒)


神様が何を言いたいかはすぐに分かりました。

聖書には、こう書かれています。

「私たちはキリストと共に十字架につけられました。
もはや自分が生きているのではなく、キリストが内に生きておられるのです。」
(ガラテヤ2:20)

「私たちはキリストの死に預かるバプテスマによってキリストと共に葬られたのです。」
(ローマ6:4)


わたしは逆ギレしました。

わたし:いや、そーゆー意味で言ってるんじゃないことくらい、あなた神様なんだから分かってるでしょ!!!もう地上で生きていたくないんです!この身体はもう要らないって言ってるんです!!💢

神様:でも、あなたもう死んでるし…。


わたし:だからそーゆー意味じゃないって言ってるじゃないですか!人の話、聞く気あります??💢

神様:聞いてるから答えてるんだけど…。

わたし:だーかーらー!!💢


書き起こしたら、コントじゃん(笑)
普段、人に対してはほとんど怒りなど持たないわたしが、神様に対しては、マジギレです。

でも、不思議なことに――
その押し問答をしているうちに、なんだかバカバカしくなってきて、眠ってしまって、気づけば朝が来ていた。


わたしの古い命は、もう終わってる。
今、生きているのは、キリストと共にある、新しい命。

聖書が述べる、それが真理なのです。

もちろん、それでも希死念慮は、しつこく何度もやってきます。
でも、そのたびに、わたしはあの夜の逆ギレコント(笑)を思い出します。

神様に逆ギレした自分を思い出して、
笑えてきて、少し力が抜けて。

結局、神の言葉が宣言する真理が真理なんだから、脳の古傷に振り回されてゴタゴタ考えるだけ無駄。
「さっさと睡眠薬飲んで寝よ」って思えてしまう(笑)


もう耐えられないと思ったあの夜、神様はわたしが、もうバカバカしいやと思うまで付き合ってくれた。
霊的な理屈じゃなくて、“関係”として、そばにいてくれた。

だから、わたしは今日も、生きています。


もし、今まさに夜の底にいる方がいたら、伝えたい。

神様は、あなたを愛して、あなたのそばにいるということを。

わたしのようにダイレクトに神様の声を聞くタイプの方ばかりではないかもしれないけど、
神様は人を遣わしたり、医療を通したりして、とにかくあなたを支え、恵もうと待っておられるということを。

そして、朝は、必ず来ます。

神様に心を注ぎ出し、人にも助けを求めて、
どうか、この夜を、生き延びてください。

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